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3月16日 10:52

オリックス清原&ノリ初アベックアーチ

<オープン戦:横浜10−9オリックス>◇15日◇横浜

 NK砲初競演だ! オリックスの清原和博内野手(38)中村紀洋内野手(32)が、オープン戦初のアベックアーチを放った。4番中村、5番清原で先発出場。初回2死一塁で1号2ランをかけた中村に、清原も1号ソロで続いた。しかもそろって猛打賞。清原は第4打席でクルーンの154キロ直球をセンターへはじき返し、オープン戦7年ぶりの三塁打とするなど大活躍だった。チームはサヨナラ負けしたものの今季最多9得点、16安打を誘発した。

 三塁ベンチ前のハイタッチの列を進みながら、清原はズッコケポーズをつくった。吉本新喜劇の舞台(10日)で4回もコケた必殺技のお出ましだ。初回。横浜那須野の外角直球を右翼へ運び、オープン戦24打席目でついに移籍第1号をマークした。しかも中村と初アベックとなるNK連弾だ。「コケ? おう一応な。(WBCで)日本が勝ったしエエやろ。めでたい日やからな。ノリが前でいいのを打ってくれて、ピッチャーがボーッとしてる時にドサクサに紛れて打てたよ」と清原は振り返った。

 本塁打は昨年8月4日の広島戦(広島)以来。巨人首脳陣から説明もなく西武新人時代以来の7番に下げられ、怒りの本塁打後にハイタッチ拒否までした試合だった。それが一転、ズッコケ・ハイタッチ。もちろん中村監督との信頼関係抜きには語れない。この日から組んだ1番村松、3番谷らの新打順を開幕オーダーに考えている意図を説明された。「開幕まであと10日。監督も『気合入れていく』と言ってた。もう集中力やね。僕もチャンネルを切り替えんとあかんから」。

 それまでの23打数2安打から1発点火すると、4回には中前へ移籍初適時打も放ち、6回にはクルーン撃ちまでやってのけた。初球154キロをライナーで中前へ。小池が後逸する間に二塁を蹴り、猛然と三塁に滑り込んでVサインまでつくった。「三塁打? 引退するまで確率的にもうないだろうし、絶対走ったろうと思ってた。公式戦でもう1回? 命縮めるやん」。オープン戦では99年以来7年ぶり三塁打。激走&激打で移籍初の猛打賞もゲットした。

 プロ初のサイクル安打をかけた8回最終打席は三ゴロに倒れ、夢はお預けに。それでも「いいシーズンを迎えるためにいい1日やったよ」。今季最多16安打9得点を導いた清原には、心からの笑顔があった。【松井清員】

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