日刊スポーツ九州トップ > プロ野球トップ > 西武涌井6回無失点「第4の男」当確
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3月16日 10:51
崩れるわけにはいかない。3回表2死満塁。西武涌井は、指先に魂を注入する。カウント2−2から、4番浜中に力勝負を挑んだ。外角145キロ直球で空振り三振。4回からの3イニングは完全投球を見せるなど、6回を4安打無失点。クールな表情の裏には、米国で戦う先輩に負けない気迫が潜んでいた。
結果で見せる必要があった。「(走者を置いた)この前と同じ場面があったので、しっかり気持ちで投げました。点を取られるのと取られないのとでは、印象が違うんで」。9日後に開幕を控えるが、先発ローテーションに「入りたいです」とキッパリ。伊東監督も「今日ぐらい投げてくれれば先発としていける。4人目? うん」と当確ランプをともした。
横浜高の先輩でもある松坂の、メキシコ戦登板を気にしていた。試合前練習の合間にテレビをのぞき込んだが「ボクが見に行ったときは攻撃していました」。日本代表合宿で別れる際には「開幕で会おう」と声をかけられたという。1軍はもとより、開幕ローテに入れというエールに応える必要があった。「成長した自分を見てもらいたいです」。再会を楽しみにできる状態までたどり着いた。
オープン戦ながら、チームも引き分けを挟んで8連勝と好調だ。伊東監督は「今は内容なんで」と手綱を緩めない。松坂、西口、帆足に続く第4の男が、開幕ダッシュの一角を担う。【今井貴久】