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1月12日 22:21

マリナーズ城島は準備万端でシアトルへ

 日本人初のメジャー正捕手どりの準備は万端だ! 大リーグ・マリナーズ城島健司捕手(29)が11日、地元の長崎・佐世保市で行っている自主トレを公開。すでに球団からマ軍主力投手が収録されたDVDを取り寄せ、投手陣の特徴を習得したことを明かした。チームメートとなるイチローをはじめ、元マリナーズの佐々木、長谷川にも連絡を取り、チーム事情を取材″マみ。自主トレメニューも早めの仕上がりに変更した。21日に渡米予定で、メジャーリーガー「JOHJIMA」が、死角なしでスタートラインに臨む。

佐世保で自主トレを行う城島は歯を食いしばりながら階段ダッシュを行う(撮影・藤尾明華)

 日本人初となるメジャー捕手としてのプライドだろう。マ軍の投手陣を丸裸≠ノしたことを明かした城島の表情には、充実感が漂っていた。

 城島 何度もDVDを見たりして、自分なりに(投手の得意球を)ノートに順番をつけましたよ。その投手のことを知った上で質問するのか(何も知らず)教えてくれと言うのでは違う。最低の準備はしていかないとね。

 昨年12月中に主力投手モイヤーをはじめ、ヘルナンデス、ピネイロら先発陣に加え、抑えのグアダードらのデータを収録したDVDを球団から取り寄せ、投手陣のクセや球種を研究開始。コミュニケーションを重視する男だけに、リードする上で大切なデータをすでにインプットした。

 だが、探究心の強い男はそれだけにとどまることはなかった。今季からチームメートになるイチローや、03年まで4年間マリナーズに在籍した佐々木、長谷川といった先輩メジャーリーガーにも直接電話を入れ、チームの情報を収集した。「監督の考え方とかね。攻撃型なのか、投手よりなのか。いろいろと聞かせてもらいました」。移籍1年目。これまで通用してきた日本ではなく、世界の一流選手がそろうメジャーの世界に身を投じる。不安がないわけではないだろうが、ときおり見せる城島スマイルが、順調に進む下準備≠フ状況をうかがわせた。

 日本人初のメジャー正捕手どりに向け、自主トレも急ピッチでの仕上げを目指している。8日から自主トレを開始しているが、例年よりも3日ほど早い。キャッチボールや素振りなどもこれまでは2月1日のキャンプインと同時に行ってきたが、すでに開始するなど意欲的に取り組んでいる。「のんびりなんかしていられない。肩もある程度は仕上げておきたいから」。2月1日からは若手選手がキャンプ地ピオリア(アリゾナ)で行っているミニキャンプにも参加する予定だ。

 メジャー挑戦1年目の今季、あえて数字の目標を挙げることはなかった。「目の前の試合を乗り切って、シーズンが終わった時点でやることはやったと思えれば。1本でも多くホームランを打ちたいし、1本でも多くヒットを打ちたい」。道具も新調する予定はなく、バットもこれまでどおりホワイトアッシュ素材のバットを使用する。長さ34・5インチ、重さ930グラムも変える予定はない。「芯(しん)に当たれば球は飛んでいくんだよ」。正捕手どりを目指す城島に死角は見当たらない。【石田泰隆】


骨折からの回復は順調

 昨年9月の試合中に自打球で左足けい骨骨折を負った城島は、順調な回復ぶりをアピールした。昨年12月から軽めのランニングを開始。今自主トレに入ってからはダッシュ系のトレーニングも行うなど、軽快な動きを披露した。「まだ100%良くなったわけじゃないけどね。練習をした次の日とかは軽めの筋肉痛も残っているけど、少しずつ乗り越えていかないとね」と笑いを交えながら話していた。

来年以降も自主トレは佐世保で

 マリナーズ城島が、来年以降も地元長崎・佐世保で自主トレを行う考えがあることを明かした。入団から3年間は高校時代を過ごした大分で自主トレを行ってきたが、02年オフから実家のある佐世保へと変更し、今年で5回目を迎えた。城島は「佐世保は僕の原点。僕が小さいころ、佐世保にプロ野球選手が来ることはほとんどなかった。いまは子供たちもユニホームを着て(練習を)見に来てくれる。なるべく今後も継続していきたい」。また「城島道場」には毎年多くの選手が入門≠オており、今年は新たに和田がメンバーに加わった。ヤクルト田中浩、中日鈴木も参加するなど、毎年参加人数も増え続けており、今年は総勢10人の大所帯となった。「若い選手と一緒にスタートすることはいいこと。若い選手には自分が気付いたことを言ってあげられるしね」と話した。

写真=佐世保で自主トレを行う城島は歯を食いしばりながら階段ダッシュを行う(撮影・藤尾明華)

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