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1月12日 10:13

ロッテ主力バッテリー陣が分離キャンプ

 ロッテが、世界一奪取のため主力バッテリー陣の“分離キャンプ”を認めた。「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)日本代表に選出されたロッテの5投手が、今春のオーストラリア・ジーロングキャンプに帯同せず、当初から第2次キャンプ地の鹿児島で調整することが11日、分かった。温暖なオーストラリアではなく、戦いの地となる日本で調整しスムーズに2月20日からの日本代表合宿に合流するため。この日契約を更改した里崎智也捕手(29)も5投手と同行することを希望した。連覇を目指すチームへの影響は避けられないが、バレンタイン監督、球団側は最大限WBCに協力する構えだ。

 意外な言葉が、里崎の口から飛び出した。千葉マリンでの契約更改交渉後の会見。「(WBC日本代表の)ピッチャー5人は鹿児島で調整するということなので、僕も鹿児島に残りたいという話をしました」。瀬戸山球団代表も「移動のこともあるし、早くピークに持っていくためにも、彼らにとって一番いい調整をした方がいい」と明言。すでにバレンタイン監督にも相談し、了承を得ている。王監督から「日本のエース」と指名された渡辺俊、清水、小林宏、藤田、薮田の5投手が、そっくりそのまま1軍キャンプを離れることになった。

 1、2軍の振り分けがこれからだが、鹿児島は1軍の第2次キャンプ地で、2月前半は2軍だけが行う予定だった。しかし、初のオーストラリア1軍キャンプも、日本代表選手には問題≠セった。2月15日にメルボルンから鹿児島に移動し、20日には日本代表合宿がスタートする。日程的な問題に加え、気候の違いに戸惑う選手も少なくなかった。温暖なオーストラリアから寒さの残る鹿児島に移動することで、特に投手にとって調整は難しく、小林宏は「暖かいところで体をつくって、寒いところに行くとまた違う。慣れているところでやった方がいいというのはありますよね」と話した。

 今江、西岡、里崎の野手3人はオーストラリアに行く予定だったが、この日、里崎も鹿児島行きを強く希望した。「代表合宿では上原さん(巨人)や松坂(西武)のボールを受けなくちゃいけない。それまでにうちのピッチャーのことは100%分かっていたい」と説明。「シーズンは負けても明日があるけど、WBCは一発勝負。不安要素はできる限りなくしたい」と、正捕手候補としての自覚を見せた。球団側は里崎についてもすぐにバレンタイン監督に打診し、現在はその返事を待っている状態だ。

 今江、西岡はオーストラリアに帯同する予定だが、バッテリー陣がチームに合流するのは、2月15日から19日までのわずかな時間になる。WBC決勝(米サンディエゴ)は3月20日(日本時間21日)で、日本が勝ち進めば、次に合流するのはシーズン開幕(3月25日)の直前になる。連覇を目指すロッテにとってサインプレーなど不安を残すが、瀬戸山球団代表は「日本球界のためなら何でもやりますよ。彼らにとってもいい経験になる」と全面バックアップを約束した。日本代表に最多8人を送り出したロッテは、初代世界王者に向けての対応も、どこより本気だ。【前田祐輔】

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