日刊スポーツ九州トップ > プロ野球トップ > オリックス清原別人、14キロダイエット
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1月12日 10:12
オリックス清原和博内野手(38)が、原点回帰のチーム打撃&06年型新フォームで勝負することを明かした。11日、今年初めて公の場に姿を現し、都内のジムで自主トレを公開。昨年までの反省から、今年はチーム打撃に徹し、本塁打より打率や打点にこだわる気持ちを示した。そのためにと、すでに14キロのダイエットに成功。打撃フォームも微調整する。「ニュー清原」として、優勝に貢献する意気込みを示した。
歯を食いしばってランニングマシンをこぐ清原のあごから、ボタボタと大量の汗が滴り落ちた。見るからにキツイ。だが巨人を追われる一因となった左ひざは、昨年手術したとは思えないほど力強く地面を蹴っていた。野球人生の集大成をかけて挑む06年。復活をアピールするとともに、並々ならぬ覚悟を明かした。
清原「今年はバッティングスタイルを変えないといけないと思っています。昨年打率が悪かったのは反省材料。本塁打だけでなく、状況に応じた打撃をしたい」。
代名詞でもある本塁打、長打狙いはやめ、チーム打撃に徹する。それは一大決心だった。昨年の打率2割1分2厘は、20年間のプロ野球人生でワースト。500号本塁打のかかったシーズンで、1発への意識が強く「打撃が雑になっていた」。また、一昨年の打率2割2分8厘もワースト2。ぺタジーニとの一塁競争にパワー勝負を挑み、代打でも長打を求められて打撃を狂わせたことが要因だった。
「打席でどんなボールにも対応できるように、基本にかえって見詰め直したい」。思い起こしたのが、西武や巨人で優勝に貢献したころの自分の姿だった。チームの勝利を最優先。4番でも展開次第ではヒット狙いに徹し、つなぎ役もこなした。中村監督も「清原には本塁打より打点を期待」している。故郷関西に帰り「もう1度優勝を味わいたい」と願えばこその原点回帰だった。
より確実性を増すべく「打撃フォームも本を読んで、自分なりに勉強しているところです」という。「微調整して」06年型フォームに変える。トレーニングの合間に、ボンズらメジャー強打者の打撃を科学的に分析した書物を読みふける日々を経て発見したのは「一流の打者はみんな体の中心で回転して打っている」ことだった。「とても参考になった」と、その本は宮古島キャンプにも持参する。
下半身中心のトレーニングは午前10時から夜10時までの朝、昼、夜3部構成で12時間の拘束。昨年末から1日120球のティー打撃も始めた。新年は背番号と同じ5日に本格始動。17日にも手術後初のフリー打撃を開始する。体づくりそのものは「例年より1週間から10日早い」というが、それもセより1週間早いパの開幕(3月25日・対西武)に照準を定めてのものだ。
「一番大事なのは開幕に最高のコンディションに持っていくこと。逆算して最高に持って行きたいです」。一時120キロ近くあった体重も、ベストに近い106・4キロまで落とした。心技体そろって臨戦態勢。今年の清原は一味も二味も違う。【松井清員】
写真=清原は歯を食いしばり、ランニングマシンで走り込む