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1月9日 10:23

巨人近藤ヘッド、ファースト小久保示唆

 巨人近藤昭仁ヘッドコーチ(67)が8日、川崎市のジャイアンツ球場を訪れ、チーム状況によっては小久保裕紀内野手(32)をファーストで起用する可能性を示唆した。清原がオリックス、江藤が西武にと一塁を守れる選手が相次いで移籍した。ロッテから名手・小坂の加入もあり、同コーチは机上の空論ではない、としている。本職三塁の新キャプテンに「臨時コンバート」の白羽の矢が立った。

 近藤コーチは「あくまで私見」とした上で「二岡サード、ショート小坂、セカンド仁志。ファースト小久保もある」と話し、「純和製」の内野布陣プランを披露した。現時点では新外国人ジョー・ディロン内野手(30=マーリンズ)が一塁の最有力。ケガなど思わぬ事態に備えての案だが、小久保はプロ12年間で一塁を守ったことが101試合あり、意外と経験は豊富だ。

 昨季巨人の一塁手を務めたのは実に10人。清原の91試合を筆頭に、江藤33試合、阿部32試合、元木10試合と続く。阿部以外の3選手は移籍、引退でチームを去った。阿部も今季は捕手に専念するため、有事に一塁が「空き家」となってしまう恐れもある。しかし、同コーチはそんな現状を悲観していない。「スタメンなんて、その時の状況で柔軟に対応していけばいい」と、どっしりと構えている。

 自信の裏付けには、小坂の加入がある。同コーチがロッテ監督時代の98年(平10)に入団。その力量を認めレギュラーに起用し、新人王を獲得した。「二遊間どちらでも、調子のいい者を使えれば」。一塁以外をこなせる頼れる男が、強力オプションを可能にする。

 小久保、小坂のほかにも、キャンプでは内野の複数ポジションを練習する選手が増えそう。シート打撃、紅白戦など実戦形式の練習も、例年より1週間程度早めたい意向だ。レギュラー陣には「日本シリーズも含めて、160試合くらいフル出場できるくらいでないと」とハッパもかけた。「もっと早くキャンプインしたいね」。15年ぶりに古巣に復帰した名伯楽が、原巨人の知恵袋となる。【宮下敬至】

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