日刊スポーツ九州トップ > 大分トリニータトップ > 大分4−0完勝!自動降格圏脱出“当確”
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05年11月13日
大分が広島に4ゴールを浴びせて快勝した。自動降格圏からの脱出を当確させ、20日の鹿島戦(大分スタジアム)に勝てば、他カードの結果次第でJ1残留が決定する。シャムスカ監督(40)は就任時に表明した「6勝」の公約を8試合で達成し、リーグからの賞金獲得が可能な7位を新しい照準に定めた。先制点を含む2ゴールを挙げたFWマグノ・アウベス(29)は得点ランク単独3位(17点)へ浮上した。
下位常連だった過去の姿はない。この日も新生シャムスカ大分がピッチを支配した。マグノが4発目をPKで突き刺すと、5万人収容の敵地巨大スタジアムは沈黙してしまった。その後は大分サポーターの声がスタンドを支配した。それほど力の差は歴然で、大分が強かった。
先制点は広島DFの背後を取って、マグノが決めた。DF深谷のロングパスをトップスピードで受け、GKとの1対1を制した。MF梅田、トゥーリオの追加点をアシストすると、最後はPK。全4得点に絡んだ。「チーム全員が頑張るからゴールができる。1人じゃ勝てないよ」。新体制で8戦9得点。得点ランクも3位へ浮上した。「シャムスカは自由にやらせてくれる」。ブラジル人の名将の下、エースが乗っている。
DF福元と定位置を争う、DF上本は「僕のライバル意識を刺激する。選手の力をうまく利用している」と不思議なタクトに導かれ、5度目の完封を果たした。現有戦力を最大限に引き出せる監督の力を、MFエジミウソンは「水をワインに変えた」と表現した。
シャムスカ監督は就任時に表明した「6勝」の公約をわずか8試合でクリア。「攻守ともうまくできた。目標を達成したが、満足せず、7位を目標にやる」。下位2チームと4試合を残して勝ち点12差、得失点差も大差をつけ、現実的には自動降格を脱出。次節残留が決まる可能性がある。
「全力を尽くせばいい結果が出る」。試合前、静かに聖書を開いてゲームに臨む指揮官はどこまでもクールだった。【押谷謙爾】
大分MF梅田(前半44分に追加点を決め)「マグノがDFを引きつれて、ボールをくれた。今日は大きな勝利。最初の目標は達成したので、次の目標に向かいたい」
大分FW高松(ポストプレーで攻撃に貢献)「ボランチが押し上げてくれ、みんな動いてくれるので助かる。この流れでいけるところまでいきたい」
大分MF梅崎(16日からのU−18日本代表合宿を前に後半33分からデビュー2度目の出場)「シュートを打てたし、攻撃に絡む場面が前回より多かった」