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05年10月23日
シャムスカ大分が首位G大阪も粉砕した。エースFWマグノ・アウベスが2ゴールを浴びせ、相手を上回る内容で2−1と勝利。今季初の3連勝で、J1昇格後、初めて年間10勝に到達した。シャムスカ監督就任後、負けなしの5勝1分け。降格圏に低迷していたのは今は昔の話だ。若き名将に率いられた大分の快進撃は止まらない!
まぐれなんかではない。首位相手に大分が最後はコーナーフラッグ付近で余裕の時間稼ぎだ。シャムスカ監督がまたもマジックで万博公園を沈黙させた。G大阪を圧倒して3連勝。「相手は首位で質の高いチームだったが、選手がよくやった。大分にとって今日は最後のテストだった。これからレベルの高い試合ができると思う」。試合ごとに増える報道陣の前で名将が甘いマスクを輝かせた。
首位相手に1歩もひかなかった。守備ではボール保持者に対し、2人がかりで仕掛けた。巧みなマークの受け渡しで常に1対2の状況をつくりマイボールにした。シャムスカ監督に自信を植え付けられたチームが、1試合平均3得点のG大阪を前半無失点に抑えると、後半エースがほえた。
速攻からサンバ特急ことマグノ・アウベスがGKの手をはじく先制弾。「日本人の食事のスピードにはかなわない」が口癖だが、オールスターMVP男は高速ドリブルで守備網を完ぺきに突破した。追加点はゴール正面で受けたパスを1度、静止させ、DFの動きも止め、ひざ下の高速スイングだけで突き刺す、ハイレベルな1発だった。
「シャムスカが大分に来たことを神に感謝したい」。2戦連続の2ゴールにマグノは5勝1分けと無敗神話を継続する指揮官をたたえ、続けた。「今日の勝利で、我々が来シーズン、タイトルを争う力を持っていることを示した」。V争い? 目は真剣だった。
就任時「まずは6勝がノルマ」としたシャムスカ監督。マジックと称される采配であと1勝とした。J1昇格後、初の年間10勝も達成した。大分の歴史を塗り替えても、「1つ1つステップアップしたい」と言う。マジックにタネがあるように、指揮官は勝つ術(すべ)を知っている。【押谷謙爾】