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05年9月18日

J大分、リベロが生んだ積極的守備/ゲームのつぼ

<J1:大分2−0名古屋>◇第24節◇17日◇熊本

 大分がシャムスカ体制で連勝した。いい意味でバランス感覚を取り払った3バックが機能してきた。従来の4バックは持ち場を固めるほどバランスが大事だった。制御するがラインがズリ下がる現象が多かったが、この日も深谷、福元がストッパーで三木がリベロのシンプルなスタイル。深谷は「監督からはミスをしてもいいから積極的に行けといわれている」と、相手FWへガツガツと体を寄せて行った。

 リベロの存在が思い切りのいいマークを生んだ。オーソドックスなチャレンジ&カバーを取り入れ、名古屋に決定的な場面を与えなかった。前半40分。MFクライトンに強烈なシュートを放たれるが、こぼれ球のカバーに入った深谷がFWルイゾンと互角に競り合い、力ないヘディングシュートに終わらせた。

 相手を待ち受ける守備から、積極的に前へ出る守備へ。名古屋MF安は「相手の方が体を張っていて、スライディングでボールを奪われる回数も多かった。マークが厳しかった」と、ダブルボランチも連動した猛烈なマークに舌を巻いた。

 就任2週間に満たないシャムスカ監督だが、遠征先ホテルでは外出を許し、会話を大事にする。就任前は公式戦13戦未勝利。過度に緊張していた選手の心を解放させた上で、精神的に前向きになれる戦術を植えつけた。ブラジルで弱小クラブを何度も再生させた名将はバランス感覚のよさを持っていた。【押谷謙爾】

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