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05年9月18日
J1第24節初日
大分が2トップのそろいぶみで、今季2度目の連勝を飾った。FW高松大樹(24)とFWマグノ・アウベス(29)が今季初めてのアベック弾で、名古屋を2−0で粉砕。シャムスカ新監督(39)の就任以来2戦全勝で、ホームでは4カ月ぶりの勝利を飾った。16位に浮上し、J2への自動降格圏内からも脱出。運営会社は公的資金によって倒産の危機をひとまず回避と、大分にやっと明るい兆しが見え始めた。
ホームでは4カ月ぶりとなる懐かしい光景がよみがえった。GK西川がタイガー・ウッズばりのガッツポーズを見せれば、シャムスカ監督はベンチでスタッフと熱い抱擁。久しぶりにお立ち台が運び出され、FW高松がヒーローインタビューで「最高です」を連呼した。前日(16日)には大分県が2億円の公的支援をすると表明したばかり。チームの低迷と運営会社の倒産の危機で心労がたまっていた溝畑宏社長(45)も人目をはばからず、号泣していた。
8度目の対決、3年がかりで名古屋を破った。後半17分だ。MFトゥーリオ(29)からパスを受けたマグノが敵陣に切り込み、左サイドから中央へクロス。最後は高松がDFをかわして左足で決めた。ダブルボランチと3バックを中心に相手キーマンを封じ続けた上での先制点。名古屋の焦りを誘うと、前がかりでガラ空きになった中盤をMF根本裕一(24)からFW木島良輔(26)へと一気に縦展開し、マグノが追加点を奪った。「シャムスカ監督が来て戦術だけでなく、選手のモチベーションも前向きに変わった。攻撃だけでなく、守備も自信をもってやれているんだ」。今季初のアベック弾に胸を張った。
この日はスタジアムにサンバが流れ、シャムスカ新監督のホーム初采配を盛り上げた。連勝スタートとなった若き指揮官は「大事なゲームで勝ててうれしい。いい仕事をしてまた次のゲームに臨みたい」。ほかのチームからの月収7万ドルのオファーを断って、日本でのチャレンジを選んだ名将に率いられ、大分が復活ロードを確実に歩み始めた。【押谷謙爾】