日刊スポーツ九州トップ > 大分トリニータトップ > ベルガー改革でアウエー初勝利
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5月23日 00:14
ベルガー監督による変革の進む大分が今季5勝目を挙げ、早くも昨年の年間勝利数に並んだ。逆転勝ちは今季2度目で、先制されると勝てなかった昨年とは大違い。「アウエーで勝てることができてうれしい。前回のアウエー戦より、守備がよくできたのがよかった」。今季初の3バックは春季合宿以来で、試合2日前に1度テストしただけ。話題のコンパクトサッカーをあっさり一時中断する大胆さい配で結果を出した指揮官は、涼しい顔だった。
ホーム無敗ながら、アウエーのリーグ戦は4連敗(1分け挟む)だった。4バックからの変更を「6人で守るというのはいつもと一緒。少し変化させた」とベルガー監督は説明。だが勝手の違う戦い方に、前半はミスパスを繰り返す悪い展開。すると4戦連発と好調のFW木島を「よくやっていたが(プレーで)不運があった」と前半であきらめ、後半からFW高松で勝負に出た。同14分にその高松が同点弾、さらに2分後にMF原田が決勝FKを突き刺した。流れを先読みした選手交代もピタリ。元オランダ五輪代表監督の計算どおりに試合が転んだ。
今季アウエー初勝利で暫定6位に浮上。J1残留争いした昨年とは別人だ。MF吉田孝は「ここまで来たら上位を狙いたい」。MF有村も「昨年は順位表の下の方ばかり見てた。今は勝ち点3を取ると順位も上がるし楽しい」と、勝ちに飢えていたチームは充実感に包まれる。新生大分の成長は当面、止みそうにない。【押谷謙爾】
写真=清水に逆転勝ちし、勝利の瞬間おどけてみせる大分ベルガー監督(撮影・中村誠慈)