日刊スポーツ九州トップ > 大分トリニータトップ > 高松が同点弾で勝利呼ぶ
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5月23日 00:13
アテネ五輪代表の大分FW高松大樹(22)が本大会生き残りへ猛烈デモを行った。アウエー清水戦に後半から出場。唯一放ったシュートは同点弾となり、チームを逆転勝ちへ導いた。途中出場した公式戦6試合中、4試合で得点をマークするスーパーサブの力を実証。同代表のFW争いに向けて好アピールとなった。2−1で逆転勝ちした大分は暫定6位へ浮上。J2福岡は横浜FCと引き分け、鳥栖は仙台に競り負けた。
左手薬指の指輪にキスするお決まりのポーズが出た。後半14分だ。FWマグノ・アウベス(28)からスルーパスを受けた高松は、近づいてきた元日本代表DF森岡を軽いボールタッチでかわして、迷わず右足を振り抜いた。貴重な同点弾が左ネットへ吸い込まれた。「前半ベンチにいるとき、自分が入ったら何をすべきかを考えていた。(パスした)マグノと目が合いました」。ナビスコ杯も含めた公式戦6試合中4試合でゴール。途中出場で流れを変えるスーパーサブがこの日も真骨頂を発揮した。
劣勢のチームを生き返らせ、支えてくれる美由紀夫人(25)に感謝を告げるゴールは、五輪代表のライバルFWたちへ向けたものでもある。平山の台頭にオーバーエージ枠の存在…。高松にとって本大会出場は楽な道ではない。それでも「(FW争いは)いい刺激になるし、自分の成長になる」と弱音は吐かない。今季リーグ4得点は、五輪組では大久保(C大阪)と並ぶ数字。FWとして最も大切な結果を、短い出場時間で確実に積み重ねている。
中盤での起用が続くFW吉田孝からは「安心して見ていられるし、自分は中盤でパスするのもいい」と信頼を寄せられる。周囲の期待に高松自身も「もっと決定力を上げたい」と誓った。五輪出場を決めたバレーボール女子の試合はテレビ観戦して、刺激を受けた。「いろんな競技の人が出たらいい。向こうで会えますかね」。思いを強くしたアテネ五輪のためにも、ゴールラッシュを続ける。【押谷謙爾】
写真=清水対大分 後半14分、同点ゴールを決め喜ぶ大分FW高松(右)は吉田孝と喜び合う(撮影・中村誠慈)