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5月16日 23:04

4発でホーム4連勝

 大分が今季最多4得点でG大阪との「乱打戦」を制した。3得点の後に3失点する展開にFWマグノ・アウベス(28)の決勝PKで終止符を打った。ベルガー監督(53)は中盤を巧みに使うG大阪に細かいポジション変更で対応し、最後は執念で勝ち点3を奪い取った。今季リーグ戦はホームで4連勝(1分け挟む)。連敗から脱出した大分が勝率5割に戻し息を吹き返した。

大分対G大阪 後半44分、決勝点のペナルティキックを決めた大分FWのマグノアウベス(左)は天を見上げながら吉田孝の祝福を受ける(撮影・藤尾明華)

 ロスタイム突入前に決勝点を突き刺した。両軍合わせ7得点。喜びと不安をミックスした料理を最後はマグノが絶妙の味付けで仕上げて、2万人の観客へ差し出した。大絶叫とともに勝利の興奮を味わったベルガー監督は「ベリー、エキサイティングゲーム」と会見を切り出した。「相手も強く、難しい試合だった。3−3の段階でDFを投入する監督もいるが、私は攻撃の選手(松橋、高松)を入れた。勝ち点3を取るためのギャンブルだった」。引き分けの勝ち点1は眼中になかった。結果的に高松が倒されて決勝点となったPKを得た。攻撃サッカーを象徴する、強気のさい配が的中した。

 したたかだった。勝ち越しPKが突き刺さった直後、DFに大声で指示を出した。守備のバランス修正が優先だった。3点を先取しながら、中盤で人もボールも素早く動くG大阪に苦戦。コンパクトサッカーを実践できず、後半14分から8分間で3連続失点。「ボランチとFWの間のスペースが空いてしまったから」と、ベルガー監督はFW吉田孝を敵状に合わせてボランチなど3度もポジション変更させ、4失点目を防いだ。シジクレイのマークを命じた高松には、最後はボランチをさせた。冷静な判断力と大胆な起用で、連敗脱出へと導いた。

 乱守≠フ課題は残ったが、今季ホームでは4勝1分けと無敗。ベルガー監督は「ここまでの結果には満足。チームはいい方向に来てるし、攻撃的なサッカーができてる」。昨年、年間5勝だったチームが早くも4勝目。ベルガー改革のベクトルは確実に上向きだ。【押谷謙爾】

写真=大分対G大阪 後半44分、決勝点のペナルティキックを決めた大分FWのマグノアウベス(左)は天を見上げながら吉田孝の祝福を受ける(撮影・藤尾明華)