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12月1日 21:56
J1残留を決めた大分が来季の上位進出へ向け、フランスリーグ、リヨンのFWジョバネ・エウベル(31)の獲得に乗り出していることが11月30日、分かった。昨季はブンデスリーガのバイエルンでリーグ優勝し、得点王とMVPに輝いた。今季の大分はリーグ最少得点でJ1残留争いに苦しんだだけに、元ブラジル代表で欧州屈指のストライカーに白羽の矢を立てた。
エウベルは俊足で、左右どちらからも放つシュートは高い決定力がある。バイエルン時代にチャンピオンズリーグで挙げた21点は、同リーグのチーム最多ゴール記録。95〜96年シーズンからブンデスでは7年連続で2ケタ得点を達成した。前年スペインリーグ得点王のFWマカーイの加入で出場機会が減ること危ぐし、今季、リヨン移籍していた。リヨンでは現在(11月30日時点)、5得点を挙げている。
エウベルはキープ力もあり、パス感覚も鋭い。来季の外国人補強について溝畑宏GM(43)は「ストライカーを考えているが、中盤でゲームメークできる選手も」と話しており、条件に合致する。大分はすでに代理人を通じて、エウベル側に接触している。
今季の大分は年間27得点とリーグ最少。開幕前に獲得したMFロドリゴ(現アル・アイン、UAE)に代わるFWロブソンは、無得点のまま途中退団した。J2札幌へレンタル移籍中だったFWウィルを呼び戻しても、得点力不足を解消できなかった。今季限りで退任する小林監督も「大分には確実な点取り屋がいなかった」と分析しており、大物ストライカーの獲得が飛躍のカギとなりそうだ。
◆ジョバネ・エウベル(Giovane・Elber) 1972年7月23日、ブラジル出身。母国のロンドリーナでプロデビュー。91年、ACミランへ移籍。グラスホッパー・チューリッヒ(スイス)−シュツットガルト−バイエルン(ドイツ)を経て、今季リヨンへ移籍。バイエルンではリーグ3連覇に貢献。昨年はGKカーンに次いて副主将を務める。98年2月のグアテマラ戦で代表デビュー。Aマッチ15試合7得点。182センチ、79キロ。