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05年6月20日
<Kyuリーグ:ロッソ熊本1−0FC琉球>◇第9週◇19日◇熊本・大津町運動公園
ロッソ熊本が、唯一の開幕9連勝でガッチリ首位を固めた。勝ち点1差で追っていたFC琉球との無敗対決に1−0で勝利。2人が退場し、守りを固める相手を崩せなかったが、後半24分、左CKから執念で1点をもぎ取った。2年後のJリーグ昇格を目指す地元チームを後押しするように、会場にはリーグ記録を大幅に更新する9876人のサポーターが集まった。優勝はもちろん、来季からのJFL昇格へ弾みをつける1勝だった。
ロッソの執念がFC琉球のゴールをこじ開けた。後半24分。左CKからの混戦で相手に当たったように見えたボールが、ゴールに吸い込まれた。公式記録で得点者に認められたDF遠藤真仁(19)でさえ「自分のゴールじゃない」というラッキー? な決勝ゴールも、池谷友良監督(43)は「勝ち点3は正直うれしい」と、ほおを緩めた。
集中力で上回った。はやる気持ちを抑えきれないように、FC琉球が立ち上がりから反則を連発。後半18分までに警告2枚で2人が退場する荒れた試合にも「慌てずに自分たちのサッカーをするだけだった」とDF朝比奈主将。数的有利をなかなか生かせなかったが、きっちり決着をつけたイレブンを、池谷監督は「少しずつ、たくましくなった感じがする」と、評価した。
サポーターの期待も高まるばかりだ。当初予定された多目的広場から変更された1万人収容の球技場は、9876人のサポーターで真っ赤に埋め尽くされた。会場運営のボランティアが約200人。チーム統括管理の高木裕司取締役(42)も「Jリーグ並みの環境。サポーターの熱い期待を改めて感じます」と、感謝の声を上げた。
9戦全勝で前半戦を折り返したが、リーグ制覇が目標ではない。「周りのスピードが速すぎて現場が追いついていかないが(頭1つ抜け出し)これで、先に少しずつ目をやっていける」。開幕から「まだまだいろいろ試している段階」というのが口癖だった指揮官が、初めてJFL昇格へ視線を向けた。【村田義治】