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05年9月26日
プロ野球の高校生ドラフト(10月3日)が、1週間後に迫った。初の大学・社会人との分離開催。九州・山口には候補選手がズラリいる。今春センバツ史上最速の151キロをマークした柳ケ浦(大分)の山口俊投手(3年)には、いち早く横浜が1巡目指名の方針を打ち出した。
夏の県大会では、初戦で走者と激突し、左太もも内転筋を打撲。「2日間は歩ける状態でなかった」と山口。その後も残る痛みを上半身に頼る投球でカバーしたが、右ヒジが悲鳴を上げた準決勝で夏は終わった。
疲労性のヒジ痛はすぐに回復。だが、心のブレーキは続いた。「またけがをしたら、という怖さが残っていたのだろう」と藤久保茂己監督(55)。昨秋には1巡目候補として日米13球団が注目した評価も、けがとともに下降。山口ら候補3人に絞った広島も、まだ最終判断を決めかねている中、横浜だけは「左投手を含めてもNO・1の評価」(武田スカウト)と、揺るがぬ姿勢を貫いている。
高校選抜遠征でも登板はなかったが、大阪桐蔭の156キロ左腕、辻内崇伸(3年)の存在が山口の心を打ち砕いた。「立場は入れ替わったが、次のステップでは負けたくない」。高校で天国と地獄を味わった山口が、ドラフトから再び輝きを取り戻す。
◆山口俊(やまぐち・しゅん)1987年(昭62)7月11日、大分・中津市生まれ。小3で野球を始め、中3年夏に県優勝。昨秋の明治神宮大会で柳ケ浦を初Vに導いた。187センチ、85キロ。右投げ右打ち。
◆他選手の動向 山口とともに1巡目指名が確実なのが福岡一の陽。攻走守3拍子そろう台湾人留学生には、ソフトバンクと日本ハムが指名を明言。広島も候補に挙げている。鎮西・前田は西武がリストアップ。樟南・前田、都城工・大田原らも指名を待つ。