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05年11月27日

“J1”は強い!福岡5発&4連続完封!

<J2:福岡5−0甲府>◇第43節◇27日◇小瀬

 これがJ1≠フ実力だ。前節5年ぶりのJ1復帰を決めた福岡が甲府に5−0と圧勝した。8試合ぶり出場のMF松下裕樹(23)の弾丸ミドル2発に、後半途中から移籍3年目で初めてFWへ入ったDFアレックス(22)がとどめの5点目など、大暴れした。今季最多得点とチーム史上初の4戦連続完封。J1昇格チームの「強さ」を見せつけた。

甲府に5得点快勝の福岡イレブンはサポーターへのあいさつを済ませ、元気よく引き上げる(撮影・押谷謙爾)
甲府に5得点快勝の福岡イレブンはサポーターへのあいさつを済ませ、元気よく引き上げる(撮影・押谷謙爾)

 J1福岡≠フ名刺代わりの弾丸ライナー3連発だった。まずは前半9分。ここ7試合ベンチ外だった松下が甲府盆地の冷たい空気を切り裂いた。右サイドから2人を経由したボールをMF山形恭平(24)が柔らかく横パス。後方から走り込んで、20メートルの豪快シュートを決めた。

 山形恭の右足ボレー弾に続き、同27分にも松下だ。相手のこぼれ球をペナルティーエリア外から右足でたたき込んだ。「昇格はうれしかったけど、ピッチに立てない悔しさがあった。その悔しさを少しは、癒やせた」。完全に試合を支配し、後半は速攻から2得点。この日はエースFWグラウシオら4人が故障などで欠場したが無関係。今季2敗1分けと苦手にしていた甲府を完ぺきに料理した。

 今季最多得点での勝利を演出したのは、チーム史上初の4試合連続完封を果たした守備力だ。GK水谷雄一(25)は2度あった相手FWとの1対1からのシュートを、鋭い読みと飛び出しで阻止した。「J1に行くのでプライドを持って、レベルの高いものを求めてやった」。今季全試合フルタイム出場に王手をかけた守護神は誇らしげだった。

 来季J1では残留が最低ノルマ。負けない戦いが重要になる。極論すれば全試合0−0でも勝ち点34。J1でも守備が通用するかと問われた松田浩監督(45)は言い切った。「戦術的なベースは通用する。ただ、局面で個人に要求されるものは高い。それを高めていけばいい」。3年前に神戸を残留させた指揮官は冷静に分析していた。【押谷謙爾】

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