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05年11月19日

[ドラフト]城島の穴はリリーフ投手強化

 ソフトバンクが、ドラフトの「即戦力投手」で城島の穴を埋める。今年から導入された分離ドラフトの「大学・社会人編」が18日、東京港区の新高輪プリンスホテルで行われた。ソフトバンクは希望枠で亜大・松田宣浩内野手(22=中京)を獲得。城島のマリナーズ入りが有力な状況で、注目された捕手の指名はなかったが、3巡目でJR九州・藤岡好明投手(20=宮崎日大)、4巡目近大・甲藤啓介投手(22=高知)、6巡目で龍谷大・柳瀬明宏投手(22=如水館)と指名5選手中3選手が投手と、中継ぎもできる即戦力の積極的補強で、バッテリー部門を強化した。

学生・社会人ドラフト会議出席のため会場入りする王監督。後方は角田球団代表(撮影・加藤哉)
学生・社会人ドラフト会議出席のため会場入りする王監督。後方は角田球団代表(撮影・加藤哉)

 城島の穴は投手力でカバーする。ソフトバンクの方針が、ドラフトの指名選手に如実に表れた。3巡目で相思相愛のJR九州の藤岡を指名。4巡目では、楽天からの強奪も予想された三菱重工長崎の河田捕手の指名を見送り、近大・甲藤を獲得した。6巡目では中央球界では無名の龍谷大・柳瀬を「前々から指名を決めていた」(石渡編成部長)と、シミュレーション通りに指名した。

 希望枠で亜大・松田を獲得したように、ドラフト前から王監督は野手の補強を口にしていたが「いい投手がいると欲しくなる」。現有戦力の投手陣では、斉藤、杉内、新垣、和田、と強力な「先発4本柱」を保有。反して中継ぎへの不安は隠せない。その弱点を埋める素材を、この大学・社会人ドラフトで次々と指名した格好だ。藤岡は右横手から最速149キロの直球を武器に、社会人では抑えでも活躍。柳瀬はピンチに動じないマウンド度胸と抜群の守備力を買われ、スカウトからも「セットアッパーとして大きな期待」と評価は高い。

 捕手を1人も指名しなかったが、今ドラフト市場に「ポスト城島」に値する人材がいなかったことも事実。「去年、城島をカバーした的場がいるし、将来的にも高校生ドラフトの荒川に、中西と彼らが競争して正捕手の座をつかんでほしい」と王監督は城島の後任を現有戦力から発掘する方針だ。投手補強を優先することで、バッテリーの総合力を高める。城島の穴は何も捕手だけで埋める必要はない。【中村泰三】

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