西部日刊スポーツ新聞社
日刊スポーツ九州トップ > ソフトバンクトップ > 城島が左すね骨折、今季出場は絶望的
【おすすめ】オープン戦勝敗予想クイズ開催!
05年9月23日
王ソフトバンクに衝撃が走った。功守の要、城島健司捕手(29)が22日のロッテ戦(千葉マリン)で自打球を左足すねに当て、左足けい骨を骨折した。チームはこの日、連敗を3で止め、シーズン1位マジック「3」と大きな白星を挙げたが、順調に勝ち進んだ場合でも10月のプレーオフ、日本シリーズ出場は絶望的。今オフのFA権行使を明言している城島の動向にも影響が出てくる可能性が出てきた。
ロッテ戦の連敗を3で止めた喜びもつかの間、王ソフトバンクが、とんでもないアクシデントに見舞われてしまった。城島が自打球を左足に当て、左足脛(けい)骨を骨折。プレーオフ、日本シリーズでの城島不在が確実となってしまった。
7回表だった。城島はカウント1−1の3球目をフルスイング。左すねに自打球を当てると、痛みをこらえきれず、苦渋の表情でグラウンドに倒れ込んだ。コーチ陣に脇を抱えられ、負傷退場すると、アイシングの応急処置を受け、千葉市内の病院に直行した。タオルで顔を隠して球場から離れると、待ち受けた結果は、最悪のものだった。エックス線検査の結果、左足脛骨骨折と判明。全治、復帰時期は不明だが、チームが順調に勝ち進んでも、10月のプレーオフ、さらにリーグ制覇した場合の日本シリーズ出場も絶望的となった。ロッテとの試合後、千葉マリンスタジアムから東京・立川市内へ向かう移動の車中で一報を受けた王監督は広報を通じてコメントした。「全治などが分からない状況で何とも言えませんが、1日も早く治ることを期待しています」。指揮官も驚異的な回復力に望みを託すしかなかった。
攻守の要が不在となれば、2年ぶりの日本一奪回も苦しくなる。この日、チームは新人の高橋秀がロッテ打線を封じ、連敗を3で止めた。シーズン1位マジックも「3」。いよいよ、プレーオフ1位出場が秒読みとなったばかりだった。城島は前夜(21日)、チーム宿舎で30分近くのバッテリーミーティングを行うなど、正念場の戦いの中でも投手陣を束ねてきた。この日の試合中もルーキーの高橋秀に何度も声をかけ、もり立た。今日23日に福岡市内で精密検査を受け、全治時期などの診断も受けるが、ペナント終盤での城島離脱は何とも大きな痛手に変わりはない。
城島は今年7月5日にFA権を取得。今オフにFA権を行使し、チーム残留か、メジャー挑戦の2者択一を宣言しているが、その動向にも影響を与えるのは必至だ。この日も米大リーグのメッツ、ヤンキースのスカウト陣がネット裏から試合を見守っていた。ソフトバンクは引き留めに向けて大型契約を打診する予定だが、強肩強打を誇る日本球界NO・1捕手として、米球界からも熱視線を浴び続けてきた。だが、今でも7月に痛めた右肩痛は完治しておらず、故障に見舞われ続けたシーズンとなった。メジャー球団が獲得に二の足を踏む可能性もあり、シーズンオフの動向に与える影響も大きい。
ソフトバンク城島の主な故障アラカルト
◆右手人さし指骨折(00年) 4月13日の西武戦で右手人さし指の付け根を骨折。患部を金属プレートで固定する手術を受け、1軍復帰まで約2カ月を要した。
◆右肩痛(02年) 右肩を痛め、この年の春季キャンプ初日からの合流ができなかった。前年の秋季キャンプで故障した右肩(右肩滑液胞炎=かつえきほうえん)の影響だった。
◆鎖骨骨折(02年) 6月10日、日本ハム12回戦(福岡ドーム)の5回表の守備中、田中幸のファウルが右肩付近を直撃。福岡市内の病院で検査を受け、右鎖骨骨折で全治6週間と診断された。
◆右肩痛(05年) 7月12日の日本ハム戦(東京ドーム)でバント処理した際に右手をグラウンドに突き、右肩を負傷。17日の試合前に福岡市内の病院で検査を受け、右肩の軽い炎症と診断された。