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05年7月23日
2年分の思いを込めた。全パのソフトバンク川崎が4打数2安打1盗塁の活躍で、優秀選手賞に輝いた。9番ショートで先発出場すると、3回の球宴初打席。ヤクルト藤井の直球をとらえ、右翼フェンス直撃の三塁打。4回には中前安打で出塁すると、すかさず二盗も決めた。「賞をもらえるなんてビックリ。去年の分も頑張りました」。賞金100万円ゲットの活躍に、笑顔がはじけた。
2年連続ファン投票で出場。だが、今季は4月中旬から約1カ月間、左ろく軟骨挫傷で戦線離脱。復帰後も打撃の調子が上がらず、打率2割7分2厘。満足できる成績ではない。それでも、川崎は胸を張った。「選んでくれたファンに感謝したい」。ファンの声をしっかりと受け止められたのは、昨年の球宴の経験があるから。昨夏、右ひじ、右肩痛のため、球宴で打席に立つ機会はなかった。ベンチで寂しい思いをしていたとき、声をかけてくれたのが日本ハム新庄。「新庄さんはファンの視線をいつも気にかけている。ファンに恩返しするのはプレーでしかない、と勉強させてもらった」。今季はファンの期待に応えようと、2年分の活躍を誓っていた。
最終打席は横浜クルーンの155キロの直球に左飛。「空振りしなくて良かった。楽しかったです」。川崎が2度目の球宴で初めて充実感に浸っていた。【松井周治】