日刊スポーツ九州トップ > ソフトバンクホークストップ > 杉内の制球にホレボレ/岸川氏
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05年3月30日
キャンプ中から王監督は先発4本柱で「60勝」を計算していた。エース斉藤を欠いて開幕を迎えたからこそ、残る和田、新垣、杉内に、さらなる安定した投球が求められる。開幕投手の和田は文句なしの内容で、第2戦の新垣もまずまずだった。精神面で波のある杉内がどれだけ投げられるか? ここに首脳陣も注目していたと思う。
初回こそ制球を乱したが、昨年の汚名返上を期す気持ちが空回りしたのだろう。2回以降は抜群の制球力を披露した。昨年は45回2/3を投げ、29四死球だったが、この日は8回を投げて1個。首脳陣を安心させるに十分なピッチングだった。右打者には内角の厳しいコースにスライダーをビシビシ投げ込んだ。左投手の攻略法の1つに、打球方向を中堅から右方向へ意識させる作戦があるが、あれだけ自信を持って投げ込まれては、打球が詰まり、策として成り立ちにくい。左中間方向へ自分のスイングをさせようとすればバッテリーの術中にはまる。
この日の杉内の内角への制球力は、見ていてもほれぼれした。「先発3本柱」に計算できるメドが立った。(日刊スポーツ評論家)