日刊スポーツ九州トップ > ソフトバンクホークストップ > 松中&斉藤、開幕アウトも
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05年3月22日
ソフトバンクに暗雲が漂ってきた。投打の主軸、松中信彦内野手(31)と斉藤和巳投手(27)が長期離脱する可能性が出てきた。王貞治監督(64)が21日、ともに右肩を故障している松中と斉藤を、シーズン開幕時に強行出場させず、治療を最優先させる考えを明らかにした。両選手は今日22日に福岡市内で精密検査を受ける。現時点で戦列復帰のメドは立っていない。3月26日の開幕戦でベストメンバーを組めないどころか、日本一へ厳しいスタートを強いられることになった。
新球団の船出に主砲とエースを欠く緊急事態が現実味を帯びてきた。松中は右肩痛、斉藤は右肩に違和感を訴えている。この日、球場入りした王監督が覚悟を決めたかのように淡々と話した。
「松中本人は開幕戦に出たいと言っているが、シーズンは1年間ある。オレは無理させる気持ちはさらさらない。ケガしたものは仕方ない。斉藤は開幕は無理。登板を1回飛ばすだけでなく、2、3回(約3週間)は飛ばす」。5日後に迫った開幕に投打の柱がいない厳しい現実を王監督は覚悟した。
この日朝、東京都内の宿舎で松中は「右肩の痛みが昨日(20日)と同じくらいある」と丸尾チーフトレーナーに訴えた。急きょ、西武戦に帯同せず、都内の病院に向かった。エックス線検査の結果、骨には異常はなかったが、今日22日に福岡市内でMRI(磁気共鳴画像装置)検査を行うことになった。じん帯などを痛めている可能性があり、精密検査を受けるという。検査後、宿舎で下半身のトレーニングを行った松中は「痛みはまだある。僕としては開幕に間に合わせたい。でも、明日の検査でどうなるかです」と話した。前日20日からやめているフリー打撃もいつできるか分からない状況だ。
斉藤も今日22日に福岡市内の病院でMRI検査を受ける。「投手陣の頭数もいるし、まだ無理する時期ではない」(王監督)。過去に右肩を故障していたこともあり、首脳陣は大事を取って1カ月弱の調整期間を設けることを決断した。
昨年のパ3冠王と2年連続2ケタ勝利を挙げたエースの戦線離脱。日本一への青写真が大きく狂うことは間違いない。王監督は西武戦後、あらためて2人について言及した。「松中は仕方ないし、カズミ(斉藤)もいない。我慢、我慢、我慢。忍び難きを忍んで、耐え難きを耐えるしかない」。オープン戦で新外国人バティスタらを含めて主力選手の出場を優先させたのも「3・26」に照準を合わせてきたからこそ。現時点で2人の全治は不明。長期離脱となれば、新生ホークスには険しい道が待ちかまえることになる。【松井周治】
◆松中と斉藤の故障 松中は19日のヤクルト戦(神宮)で3回に打球を処理した際に右手をつき、右肩を痛めた。同日のヤクルト戦は8回まで出場。痛みはひかず20日のロッテ戦(千葉マリン)も欠場。また、斉藤が右肩に違和感を訴えたのも19日。ヤクルト戦に先発予定だったが、試合前のブルペン投球で異変を訴え、急きょ登板回避。翌20日からノースロー調整で、キャッチボールすらしていない。