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05年2月10日

フェリシアーノ、守護神に名乗り

 ソフトバンクのストッパー争いがスタートした。今季抑え候補として期待される、新外国人ペドロ・フェリシアーノ投手(28、メッツ)が9日、来日初のブルペン投球を行い、存在をアピール。わずか3球の立ち投げで捕手を座らせ、ピッチングを開始。52球を投げ、低めにボールを集める制球力をみせつけた。昨年、32SPをマークしてパ最優秀救援投手に輝いた三瀬との守護神の座をめぐったサバイバルが、いよいよ幕を開けた。

上=初めてブルペンに入ったフェリシアーノは力強く投げ込んだ(撮影・梅根麻紀)<br>下=ズレータ(左)とともに消火器を手にふざけあうフェリシアーノ(撮影・進尚幸)

 準備はわずか3球で十分だった。セットポジションから森ブルペン担当を立たせたまま、3球を投げたところで、ピッチングはスタートした。直球、ツーシーム、カーブ、スライダー、チェンジアップと、全52球を次々と低めに集めた。森ブルペン担当が大きく腰を浮かせるシーンはなし。「調子はよかった。低めに投げることを意識した」。助っ人左腕、フェリシアーノは満足げな表情で来日初投球を振り返った。

 ピッチングまでに投内連係プレーやキャッチボールを行うなど体は動かしていた。「いつも15〜20球で準備できる。それがリリーフの仕事。三瀬さんの調子が悪いときは、クローザーをやりたい」。昨年パ新人王のストッパー三瀬を持ち上げた。だが、10数球で肩を仕上げることを強調したのは、何より救援投手としてのプライドからに違いない。

 まだ、実力は出し切っていない。この日はスリークォーターだけ披露したが、本来、左打者には横手投げに変身する。球種もシンカーを温存=B王監督はこの日、投球を見ることはなかったが「三瀬がクローザーにいるが、フェリシアーノが抑えになることもある」と話した。ここまでウイルス性胃腸炎で練習をリタイアするなどお騒がせ左腕≠ェ、守護神争いをぼっ発させた。【松井周治】


 西武片平編成部長(新外国人フェリシアーノの投球に)「投球フォームに粘りがある。コントロールがよかった。威圧感はないが、クローザーの候補に上がるだけのものはある」


 ◇フェリシアーノ・アラカルト◇

 ◆生まれ 1976年8月25日、プエルトリコ生まれの28歳。

 ◆メジャー成績 95年ドラフト31巡目でドジャースに入団。02年メッツでメジャー初昇格。昨年8月4日のブルワーズ戦でメジャー初勝利を記録した。メジャー通算成績は51試合に登板し、1勝1敗、防御率4・21。

 ◆日本語 今キャンプ中に選手から教えてもらい「ありがとう」「あなたはだれですか」などと話す。博多弁もお気に入りで、一番得意な言葉は「なんしよーと」。自分の名前もカタカナで書くことができる。

 ◆ピアス 両耳合わせて14カラットのピアスを装着していたが、宮崎キャンプ中に1つを紛失した。

 ◆サイズ 178センチ、84キロ。左投げ左打ち。

写真=上=初めてブルペンに入ったフェリシアーノは力強く投げ込んだ(撮影・梅根麻紀)
下=ズレータ(左)とともに消火器を手にふざけあうフェリシアーノ(撮影・進尚幸)

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