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05年1月18日

和田がメジャーへの夢を

 ソフトバンク和田毅投手(23)が将来の「メジャー挑戦」への思いを明らかにした。17日、母校・早大で自主トレに励む和田は「日本で実績を積んだ」数年後にメジャー移籍の意思があることを明言。現在、大学時代の同級生でもある土橋恵秀トレーナー(26)とともに10時間に及ぶハードトレを敢行中で、母校・早大を起点に原点回帰を狙う。昨年、アテネ五輪など国際舞台も経験済みの男は、3年目の今季をステップアップの年とし、さらなる頂を目指す。

母校早大でやり投げ特訓で自主トレに励む和田(撮影・神戸崇利)

 午前9時から約7時間のハードトレを終えた左腕が、将来の「夢」挑戦を口にした。最近では珍しくなくなったメジャー挑戦について、報道陣から質問されたときだった。移籍の道がFA権取得後になることに関して「そしたら31歳になりますからね。(自分が)旬なときに(メジャーに)行きたいというのは、みんなそう思ってるんじゃないですか」と、自身も米大リーグ挑戦の意思があることを、初めて公の場で口にした。

 もちろん、将来の話だ。1年目こそ14勝を挙げ新人王に輝いたが、昨季は相次ぐケガにも見舞われ10勝止まり。「高校、大学を通じて最悪な年だった。2度とああいう自分に戻りたくない。(挑戦は)何年も継続していい結果を残して、周りから認められるようになってからですね」と確かな実績を条件に挙げた。

 昨年は日本代表としてアテネ五輪に出場。チームトップの2勝をマークし、銅メダル獲得に貢献した。昨秋行われた日米野球も、しっかりとテレビ観戦。「見ていて楽しかったです。やっぱりすごい打者と対戦したい気持ちは当然ありますよ」。現状に満足するどころか、視線は常に先を見据えている。

 その気持ちを裏付けるのが、今自主トレのテーマでもある「原点回帰」だ。自分が成長した地でゼロからの出発を誓った。「プロに入りたいと思ってガムシャラに練習した場所で、もう1度自分を見つめ直そうと思って」。この日の練習では、大学時代の同級生でもある土橋恵秀トレーナー(26)が「和田再生」のために考案したやり投げトレも敢行。「ひじ、肩、腕の使い方で、投げる瞬間に力を抜かせる練習です。カーブを投げるときにも役に立つ。(和田は)1つ1つの動きを頭で理解しながらやっているし、覚えも早い」と土橋トレーナー。和田にとって、将来を見据えた大事なシーズン。高い目標を胸に、母校・早大から新たな1歩を踏み出す。【石田泰隆】


 ◆ソフトバンク選手のメジャー志向 今年7月にもFA権を取得する城島は、かねてから「FAを取った時に、いろいろな球団から声がかかるような選手になりたい」と話してきた。捕手でメジャー移籍した選手がいないこともあり、思いは強い。ただ、球団や九州への愛着も強く、これまでもFA権を取得後、国内移籍は選択肢から除外し、残留かメジャー挑戦かの二者択一を示唆している。また、投手陣では新垣がメジャーにあこがれを持っている。井口はすでに退団し、メジャー移籍の交渉中。


<甲子園、神宮が楽しみ>

 和田が今季から導入される交流戦での登板を楽しみにしていた。「神宮球場で投げたいですね。あそこは自分を育ててくれた球場。早稲田のOBの方にもたくさん見に来てもらえると思う」。早大時代は神宮球場を舞台に、476奪三振という東京6大学野球記録を樹立。また、甲子園での阪神戦にも「(早大の1年後輩の)鳥谷もいますからね。できれば対戦したい」と笑顔で話していた。

写真=母校早大でやり投げ特訓で自主トレに励む和田(撮影・神戸崇利)

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