日刊スポーツ九州トップ > ソフトバンクホークストップ > 松中が「評価」を勝ち取った
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2月22日 20:56
12球団で唯一、契約保留中だったダイエー松中信彦内野手(30)の3度目の代理人交渉が21日、宮崎市内のホテルで行われ、今季から3年契約で年俸総額10億5000万円(出来高払い含む)で契約を更改した。1年ごとでは基本年俸3億2000万円プラス出来高3000万円とみられる。球団側も日本人選手で初めて複数年、インセンティブ契約を結んだことを公表。球団初の代理人交渉の結果、従来の球団方針が転換された形になった。
佐藤賢二球団代表(51)と松中の代理人を務める高橋博美弁護士(43=福岡県弁護士会所属)が話し合い、約2カ月に及んだロング交渉が決着した。焦点は交渉方法や契約形態をオープンにすることと、松中への球団の「評価」という点。複数年、出来高ともに球団が初めて公にした選手となった松中は「(複数年契約は)ずっとダイエーホークスでプレーしてほしいという表れだと思う。今まで以上の重圧を感じている」。高橋弁護士は「契約の仕方に不透明感がつきまとっていたが、クリアにしたかった。複数年、インセンティブ契約がオープンになった。一番望んでいたこと」と満足感をのぞかせた。
球団側は減俸を含まなければインセンティブ契約を認めないとしていたが、今回は純粋に基本年俸に上積みする格好。方針の転換に、佐藤球団代表は「(松中は)実績のある選手。会社の考え方も変わった」とした。また、野手と投手で契約形態を区別化しないことや、交渉の窓口を一本化することも確認された。松中の要求はほぼ受け入れられ、球団の方針転換を勝ち取った。(金額は推定)
ダイエー王監督(松中が契約を更改し)「よかったね。3年契約? それは別として、これ(契約更改)でスッキリしたのでは。彼ぐらいの年代であれば、そういう契約があってもいいと思う。気持ちも新たに頑張ってくれるだろう。選手会長としてチームを引っ張っていってほしい」
写真=代理人交渉していた松中は、無事に契約を更改し高橋弁護士と握手を交わす(撮影・進尚幸)