日刊スポーツ九州トップ > ソフトバンクホークストップ > 村松、オリックス入り決意!
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11月18日 22:58
腹は決まった。キッパリと明言こそしなかったが、村松の口からは「オリックス」という言葉が何度も飛び出しそうだった。小泉球団社長、中村GMと約1時間30分の話し合いを行った。2度目となるオリックスとの交渉のテーブルに村松は球団社長の出席を要求した。移籍決定への最終確認の意味合いがあったからだろう。「(オリックスに)手応えを感じている。気持ちは、ほぼ固まりつつあります」。交渉後、村松は短い言葉でオリックス入り≠、そう表現した。
この日まで鳥取市内のスポーツジムでトレーニングを行っていた村松は自ら第2回交渉に社長との面談を申し入れた。小泉社長の日程に合わせて村松が鳥取から神戸に出向いた格好だった。「初めてお会いしたけどさわやかな社長さんで、男らしさを感じる」。福岡市内のホテルで9日に行われたオリックスとの1度目の交渉後、村松は「(オリックスは)社長が代わって、ウチの(高塚)社長みたいなことはないと思う」と話した。球団トップと直接交渉し、印象度はさらにアップした様子だった。
誠意も感じていた。4年総額5億円(金額は推定)の条件提示こそ変更はなかったが、話の内容はコンディショニング面についても及んだ。今季、8月に試合中に右鎖骨骨折した村松だけにフィジカル面における、トレーニングコーチやトレーナーの増強についても訴え、球団側も村松の要望をほぼ受け入れたもよう。「球団側も僕と同じ方向に向いて前進していこうということでした」。村松は自分の要求にも即座に対応してくれた球団の姿勢に納得の表情だった。「(今年)悪い成績だったんで(チームが)変わろうという意識も強い。そういう言葉もあったし(チーム再建の)第1歩として僕を必要としてくれていることをヒシヒシと感じた」。オリックスは2年連続で最下位に沈んだ。チーム再建のキーマンとして熱い期待を寄せられた。男気あふれる村松にとってこれほどの「殺し文句」もなかった。来季は14年目。ケガに泣かされたプロ生活でもあっただけに、最も重要視した負担の少ない
「天然芝」球場の希望に加え、再建請負人の期待はリードオフマンの背中を押した。
今日18日に予定されていたダイエーとの交渉はなくなった。「4、5日うちには結論を出します」。古巣ダイエーを含め、獲得に名乗りを上げたロッテ、日本ハムの3球団には近日中に断りを入れる。ドラフト会議後の21日にもオリックス村松が誕生する。
村松の4球団との交渉経過
◆10月28日 福岡ドーム内の球団事務所でダイエー佐藤球団本部長が残留交渉。村松は態度保留。
◆11月3日 ダイエー中内オーナーと交渉。3年契約、年俸総額3億円を打診されたが、再び態度保留。
◆同5日 「他球団の評価を聞いてみたい」とFA宣言。
◆同9日 オリックス中村GMと福岡市内のホテルで交渉。4年契約、年俸総額5億円を提示され「球団を挙げて僕をとりにきてくれている」。
◆同10日 昼にロッテと交渉し、1年契約の年俸1億円の提示を受ける。夜にはダイエー高塚オーナー代行、佐藤球団本部長と交渉。3年契約、年俸総額4億円と上方修正された提示を受けたが、わずか10分で交渉決裂。「違う野球を勉強したい」。
◆同12日 日本ハムと交渉。4年契約、年俸総額6億円に「すごいですよ」と驚きを隠せなかった。ロッテと電話で2度目の交渉。条件は3年3億円に上方修正。
写真=オリックスと2度目のFA交渉を終えた村松は笑顔で会見する(撮影・加藤哉)