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| 2005年2月5日 |
| ファンサービスもメジャー級 |
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本物のメジャーリーガーがやって来た。トニー・バティスタ内野手(32)とホルベルト・カブレラ内野手(31)だ。2人がメジャーで残した成績を見ると野球に目がいきがちだが、すごいのは野球だけではない。
5日、この日は今キャンプ初の休日とあって、選手はゴルフや市内観光などでリフレッシュ。思い思いの休日を過ごしたようだ。
選手宿舎にはそんな選手の帰りを狙い、サインをもらおうとするファンが何組もいた。だが、この日は休日。しかも選手宿舎とあって、サインをねだるファンに足を止める選手は多くない。なかには携帯電話で話すフリをして素通りする選手もいた。宿舎でサインをねだられる選手の気持ちも十分理解できる。
だが、バティスタとカブレラは違った。1人にサインをするとすぐに人だかりの山ができたが、嫌な顔ひとつ見せず、笑顔でペンを走らせ続けた。車いすに乗った女の子が写真を求めると、片足をひざま付き、同じ目線になって、これまた満面の笑みで撮影に応じていた。それがまた様になっていてすごく格好よかった。
サインをひと通り終えても「他にサインがほしい人はいないか?」と自ら声を発するほど。しまいにバティスタは1度部屋に戻り、部屋から持ってきた自身の名前入りのTシャツを配り始めるなど、サービス精神旺盛だった。
メジャーリーガーはファンのことを大切にするとはよく耳にしてきたが、実際にそういう場面に居合わせたことはなかった。その光景を見ているだけで、こちらも自然とほほが緩んでいるのが分かった。本場のファンサービスに触れることができ、すごく感心させられた。
最後、サインをし終えたバティスタに一言聞いた。
「1人残らずサインをしてたよね?」 「当然さ。オレは1人でここまできたんじゃない。(ファン)みんなの支えがあったからこそ、ここにたどり着くことができた。それが答えさ」。
メジャーリーガーが尊敬される理由が分かった気がした。 【ソフトバンクホークス担当・石田泰隆】
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